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「起きたら、なんか腹へった。なんか作るから、紫も食べる?」
もそもそと起き出した割にはテキパキと、冷蔵庫からキャベツやベーコンを取り出す蒼ちゃん。
テーブルの上に出しっ放しにした、ホットプレートは洗って拭いたら、テーブルの上に片付け、すっかり定位置になっている。
蒼ちゃんは先に平たいお皿を二枚並べ、生ゴミ用にビニールを広げた。
ボウルに粉を入れて目分量で水を入れ、手慣れた手つきでかき回す。
それを薄く、鉄板の上に広げはじめた。
何を作るのか察した私は、傍らでキャベツを刻む。
「サンキュ。」
蒼ちゃんは、まな板から直接キャベツを掴むと鉄板の上で焼き始める。
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