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しきりに心配して、何くれとなく世話を焼く。疲れさせないように気を配り、何かと栄養のあるものを食べさせようと心を砕く。上林くんの部屋に帰ったあともやはり普段より当たりが柔らかい。
「まな。…おいで、こっちに」
そう言って高松くんがわたしの手を引いて膝に乗せると、上林くんが髪を撫で、頬を寄せてくる。見えないけどしっかりともう片方の手を握ってくれてるのは神野くんだ。長くて節のある少しごつい指の感触でわかる。
そのまま崩折れるようになだれ込んだセックスもいつもとだいぶ違う。三人の指先も唇も手のひらも、愛おしむように優しく触れて全身をところ構わず撫で回す。焦らすように感じやすい部分を弄る指はいやらしくないことはないけど。
何だかこの前までとずいぶん雰囲気が変わった。少し意地悪な焦らしや欲情に駆られた荒々しさがすっかり感じられない。卑猥な囁きやからかうような言葉責めも一切なし。ただため息をついて震えるわたしを代わるがわる力を込めて抱きしめた。
「まな。…怖くないよ。これからもずっと、俺たちは一緒だ。絶対に一人になんかしないから…」
ベッドで仰向けにされて大きく開かされた脚の間で身体を激しく動かしながら上林くんが切なく甘い声で囁く。身悶えて喘ぐわたしの頭を膝に乗せて頭上から覆い被さるように唇を寄せた高松くんがキスの直前にそっと呟いた。
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