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ちなみに俺は、去年はただの一般生徒で鬼だったんで、誰にも見つからないようなところに隠れて、終わるまで事の成り行きを観察してた。
去年は萌える場面が沢山あって、俺としては非常に満足してた。
あ……俺、今年は一応生徒会だから去年みたいにはいかなくなるのか?
しかも逃げる方だし…
でもまあ俺は人気とかないし、狙われたりはしないか。まあ適当に逃げよ。
(※一矢は生徒会が人気投票で選ばれていることを失念しています)
「あ、そういえば…転校生君はどっちなの?」
「あー、王道君ね!王道君は鬼にしたよ。本当は逃げる方やってもらって、攻めの子たちに狙われまくってもらおうと思ったけど、それだと親衛隊を刺激しかねないから泣く泣く諦めたよ…」
「うーん、まあ確かに逃げる方で、親衛隊もちの子に狙われてるのがその親衛隊に伝われば大変なことになりかねないしね…。仕方ないか」
「あれ?あきっち不満気?」
「…うーん…まあ大丈夫だと思うんだけど、ね」
「?」
あき兄にしては珍しく、煮え切らない感じの返事をした。
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