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授業が終わり、放課後になって、俺は寮のとある一室に来ていた。
チャイムを押すと、しばらくしてガチャリとドアが開いた。
「よ、結城。調子どうだ?これ見舞いな」
「……」
王道君に殴られて、治るまで寮に引きこもってる会計のところに見舞いに来たのだった。
俺は会計にジュースやお菓子の入ったレジ袋を渡した。
「相変わらず庶民くさいものばっかだね…入りなよ」
「俺は生まれてこの方ずっと庶民だ」
会計の部屋は意外にも物はあまりなく、シンプルだった。
「ホント黒木って…馬鹿だよね」
「は?」
もぐもぐと自分の買ってきたお菓子を二人で食べていると、会計が急にそんなことを言ってきた。
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