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と…
「いやぁ。こないだCからこんな話を聞いたんだけどさぁ…。マジでビビったぜ…」
という、若い男性の声が聞こえてきました。
オイラ『…お…。
マジでビビった話すか。ちょっと、興味有りますなぁ』
で…
ゲームをしてるフリ(?)をしながらチラ見してみると、
その声の主は、オイラの左どなりの席に座っている若い男性の方(仮にAさんとしておきましょうか)でした。
もう一人、別の若い男性の方(仮にBさん)と向かい合わせで座り、
お二人で食事をしながら会話していたのでした。
Bさん「うん。それで?
『マジでビビった話』って、どんな話だい?」
BさんがAさんのお話の先をうながしました。
Aさん「いや。それがさ…」
と、Aさんのお話が始まりました。
Aさん「ほら。
C(恐らく、Aさんのご友人)って車持ってるだろ。
そんで、こないだ彼は車で近くのショッピングセンターに買い物に行ったそうなんだけど…
さて。買い物を終えて、駐車場に戻ってみると…
彼の車の窓ガラスに、
どう見ても大人と子供の大小、二種類の白っぽい『手形』が、ベタベタと付いていたそうなんだ。
『…ったく!誰だよ!こんなイタズラするヤツは!』
と、Cはムカつきながらティッシュでその手形を拭き取ろうとしたんだ。
そしたら…
カナリ強めにゴシゴシと窓ガラスをこすっても、全然、落ちなかったそうなんだよ。
『うん?おかしいな…』
と、Cがその窓ガラスを
よくよく見てみたら……
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