第3章 水妖記

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セレは両手で受け取り、あらためて目の前に置いてながめた。 「ああ、ありがとう。大切にするよ。…しかし、本当に良くできている。」 一流の芸術品に囲まれて育ったセレでも感心する出来栄えだった。 美しい人魚像を囲んで、その後もずっと話は続いた。 …みんなが眠りに就いたのは空が白む少し前だった…
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