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交番の前では、お互いを抱き合いながら怯えている二人の女性を守っている警察官が若干焦りながら、オートバイに乗った兵士に向けて拳銃を撃っていた。
もう一人の警官はすでに息がなく頭から血を流して道路に倒れており、バイクの側車に装備されている機関銃を操る兵士と相討ちになった事が分かる。
警官が何発か撃っていると、数発が兵士やバイクのタイヤに命中した。
兵士はバイクから投げ出され、出血している自身の腹部の辺りを抑えながら呻き声を上げてていた。
警官と二人の女性が安心する間も無く兵士はすぐに起きあがり、腰に下げていたナイフを抜き取り、拳銃の弾を撃ち尽くした警官にめがけて走り出した。
警官は急に立ち上がった兵士に動揺し、立ち竦んでいた。しかし、警官の喉にナイフが届く前に、兵士は誰かに飛び掛かられたため、ナイフを落とした。
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