第1章 霊幻山《れいげんやま》
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「それじゃあ行ってくるね。昨日と同じくらいに帰れると思う」 「わかった。気をつけてね」 いつも通り出掛けていった雪代を見送ると、私もまたいつも通りの生活を戻る。 「そういえば、昨日の山菜が結構おいしかったから、また摘んでこようかしら」 私は外出する用の羽織を箪笥から取り出すと、さっと腕を通して外出した。
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