加護と使命

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「転送完了っ!」 上手くいったと自分を褒め称えるエルフィーとは裏腹に俺はダウンしていた。 「あのな…、転送完了ってなんだよ…うっぷ……。」 マジで吐きそう…。 まだ朝ごはんも何も食べてないから、出すものはないんだけど…。 「さぁ竜一さん、ここから少し歩きますよ!」 俺の事なんかお構い無しにエルフィーはドンドンと山の上へと登ってゆく。 「おいっ……!待てって……。」 この頃の僕達は山の上に黒い雲がかかっている事に気がついて居なかった。
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