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「……死んでいるか?」
荒い男がそういってボクの方を見る。
ボクは静かに目を開けた。
「……あ……あ……」
ボクは声を出そうとするがうまく話せない。
赤ん坊であることを忘れていたのだ。
「ケッケッケッ」
荒い男が嬉しそうに笑う。
「男なのは残念だが、赤ん坊だからな。
奴隷としてはそこそこの値段で売れるんじゃないのか?」
別の男がそういうとボクを布でできた袋の中に入れた。
「そうだな。
まぁ、夜の肴代にはなるな」
こうしてボクは、男たちにより奴隷商人へと売られたのだ。
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