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03 奴隷生活
――6年後
「ホント、お前なにをヤッてもクズだな?」
そういってボクの主であるサカキがそういって水の入ったコップをぶっかける。
「……ごめんなさい」
ボクは謝るしかできなかった。
ボクは、咎人の印と奴隷の印がある。
どうあがいても消えない印。
咎人の印は、この世界の神がつけた印であり呪いの様なものだ。
奴隷の印は、首に人間につけられた焼き印で主に逆らうとそれが締まり首が締められる。
「はぁーあー
もういいよ、お前は向こうに行っていろ」
サカキが、そういうとボクは逃げるように去った。
「ホント使えないホント使えない。
考えるだけでイラつく」
サカキが、そういってため息をつく。
「ならサーカスにでも売りますか?」
老人がそういってサカキにいう。
「あんなヤツ、サーカスにいってもなにも出来ないぞ?」
サカキがそういうと老人が小さく笑う。
「いえ、餌にするんですよ。
最近生きた人間をモンスターの餌にするショーが流行っているんですよ?
使い古した女をオークの慰めモノにするショーも流行ってますが、ボクの場合は男なので餌にするのがいいでしょう」
「フィサフィー、お前も残酷だな。
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