思い

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「以外な人物だな。まさかシスターとは。早速もらいに行ってくるとするか」 「まあ待て。まだそいつは口を割らない。それに、今天上界の試験で忙しいんだろ。もう少し時期を見るのはどうだ?」  青い髪をした青年は笑いながら言った。 「オレも今回この仕事に回されたんでな。龍勝と組めということだ。仲良くしよう」 「仲良くしようだって?冗談じゃない。オレは基本的に一人でやることにしているんだ。アイツに文句つけてやる」  龍勝は瞬間移動しようとした。 「シスターが『―――』でもか?」  龍勝はそれを聞いて瞬間移動をやめた。 「・・・それだと仕方がないかもな。一人だと失礼か。今回だけ特別に組んでやるよ。組むというより、後始末係りだな」 「そんな言い方はないだろ。一応見た目はこっちのほうが上なんだから」 「それでも中身を考えてみろ。オレは二千歳を軽く超えているんだ。オレのほうが年上だ。オマエなんてオレの10分の1も生きていないじゃないか」
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