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「本当はもう少し、食べて欲しいけれど・・・わかりました。シェイン、もう寝ていたほうがいいですよ。弱りきっていると、ジェナが悲しみますよ」
シスターがお盆を持って部屋から出て行った。
「じゃあ、オレ達も帰るとするか。シェイン、ゆっくり休めよ」
「じゃあねシェイン。お大事に。」
レイラとマキが部屋から出ると、シェインはゆっくり目を閉じながら眠った。
たった一人で天上界を生きていたジェナと出会い、生き別れた妹だと知ったときから、ジェナに母親のような愛情を注ごうと決めていた。だからいくらでも、ジェナが幸せになれるなら、自分が犠牲になってもかまわなかった。
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