満月

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満月

学校から帰宅し、テレビを見ていた。 スマホがやけに騒がしい。 クラスのグループラインで美穂のことを 話しているのだ。 だが庇う奴は1人もいない。 庇ってしまったら自分がターゲットになるからだ。 俺は既読だけつけて返信しなかった。 と言うよりも興味がなかった。 !? 美穂からラインが来ている。 「友達ってなんだとおもう?」 俺は返信するか迷ったが 今日の朝思ったことがそのまま 美穂からラインがくるなんて なんか気持ちが悪かった。 返信してみることにした。 「友達なんてただの戯れだろ」 数分後美穂からとんでもない返信がきた。 「私、、、決めた。友達なんていらない。 私は私を守る。1人ずつ処刑していく。」 俺は鳥肌がたった。 でもどこかでワクワクする自分もいた。 外を見るとやけに明るい。 満月の日の事だった。
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