第2章 寮生活は楽しい?

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「何だよ大河?だりぃな」 「それ、ブラジャーじゃねえか?」 《上を見上げる4人》 上の階先生達の部屋だもんな。 「どっちのだ?」 「Fカップは、沙羅ちゃんだろ?」 「優里香先生も中々のもんだと俺は思うぜ。なあ、大河」 「え?うーん。そうだな…沙羅先生程ではないと思うけど」 でも、優里香先生なら下着を落としたりしないと思うな。 きっと、人目につかないように干してるだろうし。 ファッションだって、沙羅先生は露出度が高いけど、優里香先生は清楚な感じだもんね。 「真っ赤なブラジャーのFカップだろ?やっぱ沙羅ちゃんだな」 うん。 優里香先生なら。薄いピンクのレースとかかな? って、想像するな、僕。 「あー、やっぱり落ちてたんだー私のブラ」 「やっぱりか」 《と、声を揃えて言う4人》 「何よ?そっちのやっぱりはー?」 いやいや… 何か、優里香先生のじゃなくてホッとしたりして。 「さあ、朝ご飯食べたなら、学校行きなさーい。遅刻するわよー」 「学校に行ってる間に魔族が出現したらどうするのですか?」 「あはっ、大丈夫大丈夫。貴方達のスマホ警報鳴るようにしといたからー」 何が大丈夫なんたか… だいたい警報って、いつの間にそんな事してたんだろう? 【並木道】 《新校舎へ向かう4人。突然蓮が大河の後ろに隠れる》 「うん?蓮君?何してるの?」 「シーっ」 《向こうから女子生徒が歩いて来る》 「ははーん、噂の鬼嫁だね。優しそうだけどな」 「大河、こんな時だけ鋭いツッコミはやめてくれないか」 蓮君が僕の事名前で呼んだ。 《蓮に名前で呼ばれてニコニコの大河》 あ、彼女気づいたみたいだよ。 「何やってるの?」 「おはようございます」 「おはよう。貴方達特別クラスの生徒?彼の他は皆んな一年生って聞いてるわ」 「そうです」 「おい、イヤミ。もう隠れてもバレてるぜ」 「井山君、行くわよ。生徒会の仕事も有るんだから、もっと早く登校してよね」 連れて行っちゃった。 「あれ生徒会長だぜ」 「鬼嫁って、生徒会長かよ」 ああ、そうなのか。 3年のバッジ付けてた… 年上なんだね。
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