一章 ~とある研究室にて ~

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一話 これぞ男の極み! 「よっしゃー! ついに、ついに、完成したぞー! これぞ男の極み。」 俺は作品名『ナゴミ』と名付けた、女性をモデルにした、万能ロボットを作り上げた。 掃除、洗濯、性的行為まで、様々な男による男のための、ロボット。それがナゴミだ。 しかしだ。俺の助手は、全然喜んでくれない、むしろ「何やってるんですか? そんなことに費やす時間があるなら、もっと違う研究をしてください! あなたにはその才能が宿ってるんですから、全く、遊んでばっかりなんだから。」 と俺に注意をしてくる。 「はいはい、わかったよ、クレアちゃん(笑) ちゃんと仕事します~」と俺は嫌そうに言う。 クレアは「その名前で、呼ぶなー このもやしが」と反抗してくる。 俺はそんなクレアと、一緒に街中にポツンと立っているマンションの部屋『205』号室のことを研究室と勝手に読んでいる。 街中って言っても、あまり周りにデパートとかはなく、こじんまりとしている。 俺の研究室のマンションは101~503まで存在する。 俺とクレアは研究室で、同棲しているため、いつも一緒に過ごしている。 なので、俺はクレアのことを異性とは見ていない。 しかしクレアはどうなんだろうか…… まぁなんでもいいが。 「で、もやしくん。 そのロボットはどのようにして、使うのですか?」 「ん? それか? そのナゴミに話しかけてみてみな。例えば、俺と一緒に性的行為してください。」 「かしこまりました。 マスター様。では今から脱ぎますので暫しお待ちください。」 「ほらね? 」 「な、な、な、何を聞いてるんですか!!!! この馬鹿もやし! や、やり方は分かったから、もう止めてー!」 「ん? 見たくないのか? ナゴミの性的行為。 まぁ分かった、『ナゴミ止めて、掃除してくれ』」 「かしこまりましたマスター様」 「お、すごいちゃんと掃除してる、って!私の下着まで、吸い込まないでよ!吸引力ありすぎ!」とヒラヒラしたピンク色のパンツがナゴミに、吸い込まれて行った。
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