第1章 雪のように

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第1章 雪のように

私がまだ6歳の冬。 君は私の家の前で、うずくまって泣いていた。 次の瞬間、君に心を惹かれた。 君はふいに顔をあげ、私を見つめたのだ。 そのときのことは、今でも忘れない。 降り始めた雪のように、君は眩く、そして、美しかった。
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