第1章 雪のように
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君は「田中 朱里」と名乗った。 年齢は私と同じだった。 「ねぇ、僕が怖くないの?」 と、君が言った。 君は肌が白く、睫毛や髪の毛も白く、目は青みがかったグレーだった。 俗に言う、先天性白皮症、つまり「アルビノ」だった。 それが幼い私からしたら、特別で素晴らしいものに思えた。 「なんで?すごくカッコいいし、綺麗だよ。 ねぇ、一緒に遊ぼうよ。」 「…いいの?」 「いいよ!!」
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