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要するに、私が感じたオドロオドロしい感じ。
倉庫もそんな感じがするって事ね。
しかし、本、本、本。
とにかく本の山!
「売れてるタイトルは、最低1冊を見本として、この棚に置いてるんだけど。売れてないモノは、この棚以外に段ボールに入ってたりするんだ。」
白石さんが手にした段ボールは、長年倉庫に入っていたのか、湿気を吸ってフニャフニャになっているモノばかり。
この中に、漫画本が入っているのか?
「大体、何でそのタイトルを、探してんの?」
白石さんが、段ボールを開けながら聞いてきた。
「お客さんの注文だそうです。お店が発注するのを忘れてしまったみたいで。明日、お客さんが来るまでに、その本を書店に届けないといけなくて。」
私が説明すると、白石さんははぁーと、ため息。
「それって、この倉庫で探さないとダメ?お客さんに、もう一日待って貰えばいいじゃん。お客さんだって、こんな湿気染みた本、買いたくないっしょ。」
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