勇者召喚?

11/30
前へ
/107ページ
次へ
扉を開けると、そこは質素な造りのこじんまりとした部屋……ではなく想像をこえる豪華な部屋で正直とてもびっくりした。 俺達はぎこちない動きで進み、跪いた。 「勇者殿方、我は第五十二代アステリア王国国王 ガイル・アステリアだ。さて、いきなり本題に入るが貴殿らは魔王の討伐をやってくれるか?」 「はい!我々は魔王討伐をしたいと思います!」 あるぇ?馬鹿(光)がなんか言ったぞ? 「我々勇者は人を助けなければならないのです!そしてもとの世界への帰り方を探さなければならない!それならば両立させて、やっていこう、と思っています。」 「だよな。」「確かにね。」「チートだしな。」 『我々もそれに賛成します!』 ーおい!巧!どうする?ー ーまだ従っておいたほうがいいと思う。その方がメリットが大きい。ー ー真由美と柚葉にも伝えておくぞ?ー ーオッケーー 「では改めて、我が国に貴殿達を迎え入れよう!」 「これで謁見は終わりだ。次の予定は娘が報告すると思うぞ。」 そう言われると皆は少し軽快な足取りでその部屋を出た。 「お疲れ様でした。次は[勇者覚醒の儀]をしていただきたいと思います。ステータスの解放は、泉に入り少しすると解放できると思います。ステータスを解放したら、近くにいる記録者にステータスを見せてください。それでは行きましょう。」 「っしゃぁ!」「ついに俺もチートの仲間入りだ!」「やっぱり主人公はチートだよな!」 移動中は全カットだze☆ 「着きました。ここで[勇者覚醒の儀]をしていただきます。前の方から泉に入って下さい。」 「すいませーん、服とかは濡れないんですか?」 モブγが言った。 「はい。勇者様が入っても濡れたりしませんのでご安心を。」 あー、俺と晶は最後のほうか…暇だな
/107ページ

最初のコメントを投稿しよう!

685人が本棚に入れています
本棚に追加