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扉を開けると、そこは質素な造りのこじんまりとした部屋……ではなく想像をこえる豪華な部屋で正直とてもびっくりした。
俺達はぎこちない動きで進み、跪いた。
「勇者殿方、我は第五十二代アステリア王国国王 ガイル・アステリアだ。さて、いきなり本題に入るが貴殿らは魔王の討伐をやってくれるか?」
「はい!我々は魔王討伐をしたいと思います!」
あるぇ?馬鹿(光)がなんか言ったぞ?
「我々勇者は人を助けなければならないのです!そしてもとの世界への帰り方を探さなければならない!それならば両立させて、やっていこう、と思っています。」
「だよな。」「確かにね。」「チートだしな。」
『我々もそれに賛成します!』
ーおい!巧!どうする?ー
ーまだ従っておいたほうがいいと思う。その方がメリットが大きい。ー
ー真由美と柚葉にも伝えておくぞ?ー
ーオッケーー
「では改めて、我が国に貴殿達を迎え入れよう!」
「これで謁見は終わりだ。次の予定は娘が報告すると思うぞ。」
そう言われると皆は少し軽快な足取りでその部屋を出た。
「お疲れ様でした。次は[勇者覚醒の儀]をしていただきたいと思います。ステータスの解放は、泉に入り少しすると解放できると思います。ステータスを解放したら、近くにいる記録者にステータスを見せてください。それでは行きましょう。」
「っしゃぁ!」「ついに俺もチートの仲間入りだ!」「やっぱり主人公はチートだよな!」
移動中は全カットだze☆
「着きました。ここで[勇者覚醒の儀]をしていただきます。前の方から泉に入って下さい。」
「すいませーん、服とかは濡れないんですか?」
モブγが言った。
「はい。勇者様が入っても濡れたりしませんのでご安心を。」
あー、俺と晶は最後のほうか…暇だな
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