プロローグ?

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俺は高校生探偵、工藤s……ごく普通の高校生の黒崎 巧(くろさき たくみ)。 俺が通っている高校はごく普通の高校だった。 その高校の2―Aにはイケメンで女子から人気がある男子がいた。それが俺……のわけがなく、俺はそのクラスの中で根暗なヲタクを演じていた(・・・・・)。 そんなキャラを演じていると友達もそんなにいないわけで……まあ、それ以外にも理由はあるんだが… 「巧~、おはよう!」 「おっす、巧。」 「おはよう、巧。」 上から神崎 柚葉(かんざき ゆずは)、白銀 晶(しろがね あきら)、時枝 真奈美(ときえだ まなみ)だ。こいつらは幼馴染だ。さっき言った別の理由は柚葉にある。柚葉はなんでも学校のマドンナ的存在らしく、他の人からしてみれば俺みたいな根暗となんで仲良くしてるんだよ、ってことらしい。現に、今もいたるところから殺気がとんできている。……とばっちりだよな。因みに晶と真奈美は付き合っている。 「……おはよう。なんで話しかけてきた?また殺気がとんできているぞ。」 俺がそう言うと晶が苦笑いしながら 「巧、お前もう演技するのやめたらどうだ?そもそもそんなに前髪伸ばして顔隠すのももったいないだろ。」 …自分で言うのもなんだが俺の素顔はかなりかっこいいと思う。 「別にいいだろ。そのほうが目立たなくていいんだからよ。」 「まあ、お前がいいならいいんだがな。そういや巧!頑張って練習してたら九○龍閃出来たぞ!」 「え?!マジか!俺はあと少しで九頭○閃出来そうなのに!クッソ!負けた~!」 「フッフッフッ、惜しかったな、巧よ。」 「よし!なら次は天翔○閃で勝負だ!」 「臨むところだ!」 「真奈美、いつも思うんだけど、この会話っておかしいよね?」 「うん。まあ、昔からこんな感じだから気にしない方がいいよ。」 因みに、晶と俺は剣道や柔道、空手などあらゆる格闘技系などを極め、(大会には出ていない。え?なんだって?理由?…察しろ)暇をもて余した。その結果、アニメの技を再現しようとなったのだ。 そしてこの平穏な日常は午後に崩れることとなる…………
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