おねえちゃん

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おねえちゃん

買い物終わって袋詰めしてたら、隣で小学生の女の子もしてました。 キャベツとジャガイモと牛乳をひとつの袋に詰めて、ふりかけとチーズと厚揚げをもう一枚の袋に。 いや、バランス(^_^;)と思ってたら、彼女の足元に四歳くらいの女の子。 『あっちゃんももつ~』 おねえちゃんは、ふりかけの方の袋をあっちゃんに。そしてキャベツの方を自分が持ちました。 あーそういうことか。車のキーを持ってるから、駐車場までだね。 でも、そこであっちゃん、 『あっちゃん、そっちもつ~!』 いや、重いって(^_^;) 「こっちは重いねん。」 っておねえちゃん。 しかし、四歳くらいの女の子って絶対にそこ素直に聞かないから(^_^;)  案の定、 『あっちゃん、そっち持ったげるから~。』 それ、かなり迷惑やよ、おねえちゃんにとって。 でももちろんあっちゃんは譲らない。 仕方なくおねえちゃんは、あっちゃんにキャベツの方の袋を渡しました。 とーぜんだけど持つだけで精一杯。 車までムリでしょ?近くに停めてるのかな? ゆったりのったり、それでも必死で、重い荷物を持って歩くあっちゃんの後ろを、牛歩のスピードで着いていくおねえちゃん。 二人が一台の車の近くにさしかかって、おねえちゃんがリモートで鍵を開けた時、大人たちが4人。これまたすごい荷物。多分、おじいちゃんとおばあちゃんとお父さんとお母さん。 えっこらとキャベツの袋を持ってるあっちゃんを褒め称えました。 『えらいね~あっちゃん!』 『すごいね~』 口々に誉められて、あっちゃんはご満悦です。 でもね、ちゃんとあっちゃんも家族総出のお買い物に参加できるように、わざわざ荷物を二つに分けて、軽いのを作って、だけどワガママを言う妹の言うことを聞いてあげて、牛歩で妹の後ろを着いて行ってあげて。 あっちゃんを褒め称える大人たちを気まずそうに見ているおねえちゃんが一番えらいと思うよ。 お父さん、お母さんが気づいていますように。 じっと家族を見つめすぎたのか、自転車押してたらおねえちゃんと目があった気がしました。 私は見てたよ、おねえちゃんの優しさ。そう伝えたくて頷いたけど、多分、伝わってないよね(^_^;) あっちゃんちは、今夜は焼き肉だと思う(^_^)
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