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KING
帰りのバス待ち時間。
この時間のドトールに珍しい4人組。
おじいちゃんとおばあちゃんと、お母さんと二歳前くらいの男の子。
お母さんとおばあちゃんは、来るなり旅行のパンフレットを広げて話しているから、彼の面倒はおじいちゃんがみていました。
おじいちゃん、プラスチックのコップのジュースに、ストローをさして彼にわたしたんだけど、彼はコップとストローの比率がお気に召さないみたいです。
ちょっとジュースを飲んだらストローを抜いてしまって。
彼のジャンパーをたたんでいたおじいちゃんは、そのことを知らないみたい。
彼はしばらく再びコップにさそうとしてるんだけど、上手くいかない。そのうちにストローで遊びだしました。
自分と彼の上着をたたんだおじいちゃんが、座って自分の珈琲を飲もうとしたんだけど、彼のコップにストローがないことに気づきました。
彼の手の中にあるストローに気づき、それを取ろうとするけど、彼は楽しそうに笑いながら床に投げてしまいました。
むなしく床に落ちるバキバキに折れたストロー。
新しいストローをもらいに行くおじいちゃん。
お母さんとおばあちゃんは気づいてないのか、わざとなのか旅行のパンフレットで盛り上がってます。
と、彼は靴を脱ぎだしました。
両足とも脱いで気持ちよさそうに床におり、ウロウロしてます。
ストローをもらってきたおじいちゃんが、転がっている彼の靴に気づきました。
プラスチックのコップにストローをさして彼に持たせ、彼の靴を回収し履かせようとしています。
彼はジュースを飲みながらご満悦。
おじいちゃんは右足と左足を間違えてやり直してる模様。
彼は再びコップからストローを抜いてストローだけくわえています。
無事に靴を履かせたおじいちゃんが、やっと自分の椅子に座ろうとしたとき、靴を履かせてもらったからにはって感じで、彼が椅子から降りました。
ねぇ王様、せめておじいちゃんが冷めてしまった珈琲を一口飲むまで、待ってあげて。
そのストローを床に投げるのは・・。
あ~ぁ(^_^;)
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