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原案(あらすじ)
目覚めるとそこは屋外階段の踊り場だった。
ユウカは気を失っていたらしい。
階段の下に誰かが倒れている。親友のミキだ。
それを見たユウカに失神前の記憶が蘇ってくる。
ユウカとミキは、アイドルとして3人グループで活動していた。
解雇されてからも、いつか2人でTV番組に呼ばれることを夢見て、ユーチューバーで活動していた。
しかしコンビとしては全く売れない中、ミキが自分1人で作ったユーチューブのアカウントに人気が集まり出し、ある日ミキから「コンビ活動はいったん休止したい」と告げられる。
ユウカはモヤモヤした気持ちを抱えながらも応援する姿勢を見せる。
しかし1か月後、元グループメンバーのカナから、ミキ単独でのTV出演が決まったと聞かされる。
番組が放映され「裏切られた」と嘆くユウカの前に、謎の女「カオリ」が現れ「ミキさんをご存じですか?」と聞いてくる。
カオリは自分の指をこすり、その匂いをユウカにかがせた。
それは、2人がコンビで活動していた頃、毎月通っていたパンケーキ専門店の匂いだった。
夢を語った場所。2人にとっては思い出の匂い…。
「一緒に成功しようねって、言ってたのに…!」
逆上したユウカはミキを呼び出す。
そして「私もちょうど話したいことがあった」と待ち合わせ場所に来たミキを、ユウカは階段から突き落としてしまったのだ。
ユウカは全てを思い出し、頭が真っ白になった。
動かないままのミキを残し、いったん家に帰り、録画していたミキの出演番組を見ると、なんと番組の最後に「来月はパートナーのユウカも一緒に出演します!」とミキが告知していたのだ。
カナから再び電話があり、次回ユウカも一緒に出演することを条件に、今回の出演をOKしたと聞かされる。
カオリは、実は2人に嫉妬したカナから依頼を受け、ユウカに近づいていたのだ。
カナから約束の依頼料を受け取ると、闇へと消えて行った。
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