こたつの魔力

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「貴文?貴文か!?」 困惑していると、こたつの反対側から俺の名前を呼ぶ声が聞こえた。 「・・・敦、起きたのか。」 「来てくれたんだな。」 「あぁ。あんなメール見たら心配になるだろ。来たらこたつで寝てるから拍子抜けしたぞ。」 「いや、それが・・・。出れないんだよ。」 「出れない?」 「・・・こたつから。」 俺は絶句した。 今まさに俺がその状態だから。
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