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「「じゃんけんぽん!」」
俺はチョキで、小島がパー。
「よしっ、小島」
「ちょっと待ってくれ」
「今度はなんだ?ちゃんと『負けた』方が……と俺は言ったぞ」
「待てよ。1回勝負とか誰も言ってなくない?」
そうきたか……
「な?言ってないだろ?」
腹立たしい笑顔。
「はぁ……」
深い溜息。
「もう1回だけだぞ?」
小島の表情が明るくなる。
「次で『負けた』方がこたつを出る。勝負は『1回』。いいな?」
「望むところだ!……じゃんけ」
「待て待て待て」
俺は小島を止めた。
「なんだよ、岡本?」
「確認な。こたつを出るのは……?」
「負けた方」
「勝負の回数は……?」
「1か」
「よしっ!やりましょう!」
さぁ、時は来た。
運命のじゃんけんタイム!
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