(4)二回戦

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結局、俺がこたつから出た。 こんなことやってたらいつまで経っても飯が来ない。それに腹もすいた。 生きていたら、大人にならなければならない瞬間というのが必ずやってくるのだ。俺は大人の階段を一歩登った。 「そういえば浜口は?あいつ遅くないか?」 小島はぬくぬくとこたつで温まっている。 俺はこたつに身を滑らせながら答えた。 「あいつ、また振られたらしいぞ」 「また!?」 「でな、なんか取り憑いてるんじゃないかって話で、お祓いしてから来るらしい」 「まぁ確かに……ほんとになんか憑いてるかもしれないな……あっ、それよりもう一回勝負しないか?」 「なんでだよ?」 俺は、でしっでしっと小島の足をつついた。
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