(1)お決まりの奴ら

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「これさ、コンテストでしょ?ちゃんとして」 小島から送られる冷たい視線。 俺は少し考えた。 「……いや、作者に言って!?」 ごめんて。 「とにかく3回連続で鍋は嫌だからなっ!!」 小島はキッチンに置いてある鍋セットを指差しながらぐずった。 「いいじゃないか鍋!ひとりで食べるもんでもないし、冬に食べたら美味しいし、野菜だってたくさん」 「嫌だ!!」 お前は小学生か。 俺はすぐさま打開策を練る。 「じゃあ何ならいいんだよ?どっか食べ行くか?」 「嫌だ!!」 「なんで!?」 「出たくないっ!!」 小島はこたつにかじりついた。
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