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小島に言われて俺は窓の外を見た。
たしかに寒そう。
本日の最高気温は、昨日の最高気温から5を引いた数らしい。数字を考えるだけでも寒気がする。
となると、家の中の方が得策。
で、鍋じゃないとすると……
俺は閃く。
「よしっ、分かった!出前を頼もう!ちょっと割高だけど、それでどうだ?」
小島の表情が明るくなる。
「そうだな、そうしよ!なんてったって俺は、目的のためなら手段を選ばない男だからな!」
なんだろう、めちゃくちゃダサく聞こえる。
「とりあえず、出前取るな」
俺はさっそく自分のスマホを探った。
ところが……ない。辺りを見回す。
「あ……」
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