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小島のスマホまで1.5mほど。
「いや、伸びしたら取れるじゃん」
「岡本」
小島は一気に難しい顔をした。
「俺はな、こっから下がこたつから出てしまうと死んでしまう病なんだ」
「どんな病だよ!?いや、伸びして取れよ!俺のスマホより近いんだから!」
「嫌だ!絶対に譲れないものがいまここにある!」
「かっこ悪い!」
俺は少し苛立った。
「もぉ、どうすんの?こんなんじゃ何も食べれないぞ?」
それを聞いた小島が不敵に笑う。
「よしっ、じゃあここは勝負といこうじゃないか……どっちが出前を取るためにこたつを出るのか……決着つけようぜ!」
おそらく2018年で一番くだらない戦いが
いま始まる。
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