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「今日、中学の時の友達から、同窓会の誘いがあったんです。それで、9月18日は家を空けますが、夕飯は作り置きしておきますので、レンジで温めて食べてください」
「洗濯は?」
祥貴は少し驚いた様子で氷見野に視線を向ける。
「洗濯は済ませられるものは済ましておきますし、買っておかなければならないものは前もって買っておきます」
「同窓会か……」
夫は再びテレビに視線を戻し、背もたれに背をくっつけた。腕組みをしながら真顔になる。氷見野は期待を込めて見つめ、夫の返事を待つ。
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