第1章りんごジュース
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「……ん」 目を覚ますと外は綺麗な青空だった。 杏は目をこすりながら起き上がる。 隣には林が眠っている。 杏はそのまま立ち上がり、台所へ向かう。 カゴの中から赤いリンゴを取り出し、皮を剥くと角切りにする。 そしてミキサーにかけるとコップに入れ、ドロドロになったりんごジュースをゆっくりと飲み干す。 その表情は無表情だが、目元は少し笑っていた。
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