花ほころぶ

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―――――― 「あ・・・・・・れ?」 咲子が目を開けると、窓から日が差し込み、部屋は明るくなっていた。 目をこすりながら咲子は思う。 ――――なんだか不思議な夢を見たのかな? 昨夜語りかけてきた犬は、置物に戻っていた。 それは咲子が13歳になる年の1月1日の朝だった。
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