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本当に、有能ならば、短大を出て、バイトや派遣、契約社員と、さまざまな会社を渡り歩くわけがない…
一流の大学を出て、一流の会社に入り、一流の会社員と結婚したはずだ…
だが、なぜか、私、矢田トモコはその過程をすべて、すっ飛ばして、超一流の男と結婚した…
それが、葉尊…
台湾の大財閥、台北筆頭の後継者にして、その子会社で、日本の総合電機メーカー、クールの若き社長だ…
なぜだかわからないが、葉尊に気に入られて、結婚したのだ…
そして、なぜだかわからないが、葉尊の実父、葉敬にも気に入られた。
要するに、わからないことばかりだ（笑）…
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