ある家の飼い猫。

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猫「笑い事じゃねえよ。熱いって!もーいーよ。お前ら好きにしろよ・・・」 犬2「ミケさん。まあまあ、子供のすることじゃないですか。私のほうが空いていますからこっちへいらっしゃい。今日は雪です。今出て言ったら寒いのと悔しいので風邪を引きますよ。みんなで仲良く温まりましょう。さあ、ミケさん、ここで横になってください。ゴローンと。」 猫はチワワのラブちゃん先輩の言う通り、思いっきり横に伸びて寝転がった。 犬2「ふわ・・・あったかい枕。」 犬「ほんと・・・柔らかさもちょうどいい・・・」 猫「ちょっと、あんたたち。また騙したわね。」 犬2「いいじゃないですか、仲よくしましょう。」 犬「そうそう、ラブちゃん先輩に任せておけばぜーんぶうまくいくから。」 猫「いってねえじゃん。ぜーんぶうまくいってんのはお前らだけじゃん。 微妙に重たい・・・・」 猫は自分がチワワより先にここに居たことを思い出すまで枕で居続けた。 けど、外は雪でコタツからは出られず、なんやかんやで頑張る猫だった。 今年の冬、猫のフェイバリイスポットは猫だけのものではなくなった・・・・
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