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「と、ともかく!お詣りしましょう!御朱印は、お詣りした後にいただくわけだし!」
「はい。」
歩き出した東雲の少し後ろに、百々はついていった。
東雲さんて、言葉が少ない分、いきなりとんでもないこと言うよねーー
女の子に優しいとかさらりと言っちゃって、実はモテ男なんじゃないかな、東雲さんてーー
まだ頬の熱さが収まらないまま、百々は前を行く広い背中をずっと見つめていた。
その後、東京に戻ったのの子から、一緒に巻き込まれた子にも紙の処理の仕方を教えたと連絡がきた。
幸い、何かよくないものが憑いている様子はないらしく、百々はほっと胸を撫で下ろした。
のの子たちを巻き込んだもう一人の友人は、ハム研を辞めてしまったとのことで、それでも講義で姿を見る限りは元気そうで安心したというのの子の言葉に、百々もそれを共有して見ていた他の友人たちからも「のの子、人がよすぎる」「でも、のの子らしい」と次々と返信が書き込まれた。
少しは役に立てたのかなと、百々は友人たちの相変わらずの様子に、口元をほころばせた。
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