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地べたに膝まづきながら、意外と根っこの深い雑草と格闘する事2時間。
過ごしやすい筈の気温でも、額の汗が噴き出すほどに体は汗ばんでいた。
取っても取ってもきりが無い程、雑草は根強く繁殖している。
「はぁ」と、ため息をひとつこぼせば、ミクが少し離れたところからオレを見た。
「内田さん、休憩しようよ。喉乾いたし・・・後は、また今度にする!」
そう言ってオレの方に歩いて来る。
「そうだな、さすがにこれは今日一日じゃ無理だ。」
膝に付いた土を払いながら言うと、首に巻いたタオルで額の汗をぬぐった。
オレの横で、ミクも汗を拭いているが、髪の毛に草が付いていたから指で取ってやる。
汗で湿った髪の毛がオレの指に当たると、思わず手を離したが、何を一人で焦っているんだろうと恥ずかしくなった。
ミクは気に留める様子もなく、乱れた前髪を自分の手でサッと直しているだけで....。
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