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その後。
和也さんのお父様は、新しい計画書を持ってきた。
無事に商品化する事が決まり
前倒しで資金を借りることが出来たとか。
お父様との確執や亀裂は、なかなか元に戻すのは、
難しいだろう。
もう親子としてやり直す事も出来ない。
だけど、ビジネスとして違う形で繋がりが出来た。
少しずつでもいいから時間をかけて2人の隙間を
埋められたら幸いだろう。
しかし私の気持ちは、
あれからずっとモヤモヤしていた。
そんな日々を過ごしていたら
いつの間にかクリスマスシーズンになっていた。
商店街や駅の周りなどは、
クリスマス一色になっていた。
しかし私は、クリスマスが好きではなかった。
何故なら思い知らされるからだ。
孤独だった日々を……。
家族や恋人達は、思い思いのやり方で
楽しむ。それは、幸せそうに。
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