後遺症。

30/30
165人が本棚に入れています
本棚に追加
/132ページ
夕食の支度を終わらすと先にお風呂に入って 温まっておきなさいと言われたので 先に入らしてもらった。 お風呂に浸かりながら色々と考え込んでいた。 私は……知らず知らずの内に この家に理想の家族像を重ねていた。 理想の両親。 可愛い妹に頼れる兄。 まさに理想。だけどその反面 怖くもなっていた。 明日にでも消えてなくなりそうで……。 モヤモヤしたお風呂から出ると 和也さんと杏梨ちゃんか帰ってきた。 「ただいま」 「ただいま~!!」 杏梨ちゃんは、元気に挨拶していた。 「お帰りなさい」 奥さんは、それを出迎えた。
/132ページ

最初のコメントを投稿しよう!