占術研究会

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占術研究会

授業中、私は授業を真面目にきく小金井くんの後ろ姿ばかり眺めていた…。 放課後 「ねぇ、麻美ちゃあん…」 私はガタッと立ち上がり、私を呼ぶ高美の声を無視して席を離れた。 荷物は帰りのHRでまとめてあったので、足早に教室を出た。 私の参加する同好会へ行くためだ。 同好会へ向かう道すがら、私は今朝の小金井くんの事ばかりを思い浮かべる。 「夜は短し歩けよ乙女」 命短し恋せよ乙女 あ、今は夕方だから「夕方短し歩けよ乙女」か…。 そんなたわいもない事を考えている間に、目の前の扉には見慣れた貼り紙の文字。 「占術研究会」があった。
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