はじまり

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はじまり

「Т君と遊園地行ったのー!ラブラブやな~」 高校一年生の時私は二年間片思いしていたT君と付き合い始めた。カッコよくて私だけ優しくて、大好きだった。 でもT君は私のことなんか好きじゃない、流れで付き合ったのだ、そう思ってた。 それでも毎日あって、連絡取りまくって、、続けてたい頑張ろうと思ってた。思い込んでた。込ませてた。 高二になった。2人は忙しくなった。文化祭の準備、部活の運営、勉強。 噛み合わなくなった。歯車が無理矢理にでも噛み合っていた歯車が狂い始めた。 半年後連絡を全く取らなくなった。T君のことを忘れるようになった。 こんなに好きだった人をいとも簡単に忘れられるのか、気持ちってこんなもんなのか、そうかそうか、 すべてがどうでもよく感じられた。元から執着するという気持ちの少ない私だったが、何年もおなさ心なから頑張ったものを少し離れてしまえばいとも簡単に忘れられるのであれば、もはや恋愛おいて何が価値となるのだろう、、 私にとってはもしかしたら、相手を自分のものにするしておく過程の楽しさを感じることだけかもしれない。そう思った。
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