第1章 気づいてくれた彼

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私はなぜか人に気づかれない。 なぜかはわからないが両親でさえ話しかけてやっと気づく。 だからクラスメイトとか、そういう人には話しかけても気づいてもらえない。 ぶつかってもだめだ。 だから私は諦めていたのだ。 なのに…なんでこの人は気づいてるの!? 「おい…」 「ぶつかってしまってごめんなさい!さようなら!」 「いや、まてよ」 「放してください!」 「お前…うちのクラスの如月だろ?」 「な、なんで…私の名前をしってるんですか?」 「は?なんでってクラスのやつの名前ぐらい覚えるだろ?」 覚えるだろ?じゃない!なんでこの人は私に気づいてるの!? いままで誰にも気づいてもらえなかったのに… しかもなんで名前まで… 「とりあえずなんで逃げようとするんだよ?」 「そ、それは…あなたがおかしいからです!それでは!」 ダッ なんで彼は私に気づいているのだろう…
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