がじゅまるくん「とうきょう」へ行くのまき

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いーりんしゅーれー!がじゅまるくん             作 イソノ ゆきひろ がじゅまるくん「とうきょう」へ行くのまき          ぼくらの住んでる         「やまとの国」の          はるか南の海には、    「てっぽう島」とか、「すぎのき島」とか    「うさぎ島」とか、「きかい島」とか 「おさとう島」なんて、 かわった名前の島がいっぱいある。    そんな島には遠い南の国にしかないような ジャングルがあったり、     「ハイビスカス」とか    「ブーゲンビリア」なんていうむずかしい 名前の花がさいてるんだって。    人があんまり入らないような    ジャングルのおくには何百年も   生きてるような大きなすぎの木や、   「マングローブ」なんていうふしぎな木が 生えているんだ。   今日するお話しは、 そんなふしぎなお花や木の中でも、 とくにふしぎな大きな木、 むかーし「りゅうきゅう」っていう国から つたわってきたっていう 「がじゅまる」っていう木にまつわるお話。   「おさとう島」に生えてるこの木には むかしから、「ケンムン」っていう名前の 「ようせい」が住んでるっていう 「でんせつ」があってね。 そう、 きょうもケンムンの「がじゅまる」くんが 近くに住んでるたった一人の友だちの  「ゆうすけ」くんを待って、 つたのブランコをこいでいたの。
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