主要キャラクターとあらすじ

2/2
前へ
/2ページ
次へ
<主要キャラクター> 大崎悟(38歳)  自称フリーのカメラマン。20代前半に大きな写真コンクールで最優秀賞を授賞。 唯一の友人がカオル。 屋外階段に倒れていた日から数日前の記憶がない。 山田富美子(74歳)  悟が発見されるビルのオーナー。不動産管理会社の社長でもある。 カオル(52歳) ゲイバーのママ。悟に写真を撮ってもらっている。 実は大手外食チェーンの社長。 <あらすじ> 目覚めるとそこはビルの屋外階段の踊り場だった。 悟は自分がそこにいる理由がわからず、途方にくれる。 そこへ富美子が現れ、何も聞かずに世話を焼き始める。 医師から短期記憶障害を指摘され、悟は入院する。 悟がカオルに事情を話すと、カオルは第一発見者の富美子に気をつけるよう忠告。 悟の退院を祝うため、富美子は二人を自宅に招待する。 その席でカオルは15年前同じビルで不審な転落死があったことを指摘し、険悪な雰囲気となる。 その後退院祝をやり直す提案がカオルから二人にあり、カオルの店に集まる。 カオルは自分がゲイバーのママではなく、 大手外食チェーンの社長であることを告白し、 悟に写真を撮ってもらった理由を説明。 富美子は、15年前にビルで転落死したのが自分の息子であることを告白。 転落事故を防ぐため屋外階段を設置し、そこに倒れていた悟に運命的なものを感じたと語る。 富美子は、あの日屋上にあったというカメラを見せ、悟の物ではないかと尋ねる。 悟は自分の物に間違いなく、現像すれば記憶が戻るかもしれないと期待する。 しかし現像した写真には何も写っておらず、悟の記憶も戻らなかった。 悟は自分の為に尽くしてくれた二人に感謝し、必ず恩返しすると約束する。 数年後富美子が病死する。 時同じ頃、連続殺人事件の犯人が逮捕される。 その証拠となる写真を撮ったのが悟だった。 富美子の墓前で、悟は富美子の息子の転落死、自分が非常階段にいた真相を、カオルに語り始める。
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加