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そう叫ぶ“特殊部隊同人”の女兵士“ミーシャ”は嬉しそうに両腕をゆいの肩に乗せる。
「なぁっ、ゆい…あんたの想い、いや、能力があったからこそ、あたし等の活動が出来るんだぜ?それに、この子はあのままじゃぁ、寒さで天国に召されてたかもしれない。あたし等
が変えてやったんさ。なぁ、そうだろう?」
「それは…そうかもだけれど………ん?いや、全く違うよ!絶対おかしいよ!?
何で、私が“誰かの創った作品の世界に、色々介入できる能力をGETしましたー!!
(どうやってGETしたかについては、この際省略で!)”って、報告した途端に、
それなら俺達!他作品の人間やらキャラやら、なんやらを救ったり、攫ったり
組み合わせたりして!歴史変えたりしまっさぁっ!!なんて展開になって、
それでちょっと私も
それいいね!(ニッコリ片目つぶってウィンクマーク重要!)なんて言っちゃったせいも
無きにしもあらずだけど!これはあんまりだよ!!救うどころか!何か、他世界の人攫ってきて売買したりする奴隷商人みたいになってんじゃん!」
「奴隷商人じゃねぇっ!特殊部隊同人だ!」
「フウッ!(勢いよく頬を張られて、思わず出た悲鳴)」
精一杯の正論、絶対正しい事言ってるのに、叩かれた。ビックリと一緒にもう震えしか
出てこない。ぺたんと座り込む彼女をミーシャが乱暴に引き上げる。
「オイィッ!最初にも打ち合わせしただろうがっ!?誰かが描いた、作った…勿論、それは神様かもしれねぇけどよ?創造した他世界に入る能力を持ったお前と、あたし等、傭兵部隊が組めば最強の展開、新たな物語を作れるって話じゃん。そいつは
一次創作(完全オリジナル)でも、二次創作(他作品の外伝的創作)だって何でもできる、正に同人!“特殊部隊同人”って部隊名にするって決めたじゃん!」
背丈的に自分よりでかいミーシャに掴まれると自然と顔ではなく、胸の方に顔面がぶつかる展開になる。確かに柔らかな彼女の胸は心地よさげだが、今は力を込めて押し付けてくる腕のせいで、口が塞がれ、呼吸途絶寸前だ。それでも何とか、微かに自身が、肯定してる事を伝え、この状況から助けてもらうためにしっかり頷くゆい、確かに…元はと言えば自分の能力もそんな想いから生まれたものだった…
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