昔の話

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 その時のエピソードなのですが、小さな頃、祖父は私と弟、従姉弟の孫四人に地元の書店から買った毎月本を買ってくれていました。小学館の「小学四年生」とかです。  さて、高学年になると「りぼん」や「なかよし」を周りの子達が読み始めますので、私も読みたくなります。なので祖父に「今月からなかよしにしてほしい」とたのみました。 (まだ『ちゃお』は創刊されていない時代です……!『ぴょんぴょん』とかも読みました。知ってる人いますかね……?)  そして祖父が買ってきたのは「めばえ」でした。2歳児~向けの本です。「なかよし」の「な」のじもない。  違うというと、「いや、赤ちゃんの本なんておかしいと思ったんだよな」と言って交換しに行ってくれました。  そんな昔のことや、八月に帰省した時に見た祖父の姿を思い出しては涙が溢れてきました。  まだ死んでないのにね。
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