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目覚めるとそこは野外階段の踊り場だった。
外で寝るなんて初めてだ。
隣には寝息をたてている女性がいる。
なぜこんなことになったのだろうか。
三井楓はどこにでもいる高校生だ。
そんな彼はある日綾川鈴音と出会う。
猫が木から降りられなくなり、それを鈴音が心配そうに見ていたのだ。
彼は猫を助けその場をあとにした。
それからというもの鈴音は楓と一緒にいるようになった。
最初は戸惑っていた楓だったが、徐々に鈴音に惹かれていく。
そして鈴音も楓に惹かれていった。
そんなある日、楓は鈴音が笑わなくなった理由を知る。
小さい頃、目の前で両親を亡くし、それを自分のせいだと思っていた鈴音は、人前で笑わなくなったのだ。
それを知った楓は、最初は何を言ったらいいのか分からず、戸惑っていた。
しかし、鈴音の友人である東条あずさから「自分の気持ちを正直に伝えてあげて。」と言われ、気持ちを固める。
楓は鈴音に好きだということを伝える。
答えに迷っていた鈴音だったが、楓の真っ直ぐな気持ちに心を打たれ、告白をOKする。
クーデレ女子高生と優しい男子高生のほのぼの恋愛物語。
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