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九条 零士(くじょうれいじ)(35)
贋作を作る天才。
どんなものだって本物そっくりに作る。
偽物を愛し、逆に憎んでもいる。
目利きもあり、偽物を簡単に見抜ける。
周りからは「贋作屋」と呼ばれている。
水瀬 香澄(みなせかすみ)(22)
零士の自称弟子。
家出をしてきたが、街で零士の噂を聞き弟子入りを申し込んだ。
最初は面白半分だったが、零士の仕事を見て本気で贋作師を目指す。
負けず嫌い。
近藤平吉(こんどうへいきち)(46)
刑事。
零士に目をつけている。
しかし、捕まえようとはしない。
理由はめんどくさいから。
捜査のためなら違法なことでも平気でする危ない人間。
本間光三郎(ほんまこうざぶろう)(58)
零士に贋作のいろはを教えた人物。
路頭に迷っていた零士を親の代わりに育てた人物でもある。
癌で亡くなる。
零士に贋作のことについて詳しく書き記した「贋作ノート」を託す。
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