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第二生。この国と世界はこんなかたち。
あの日から一体何が気に入られたのか、ザバンガルとシュプレッサーをはじめとした、この王国の上層部にすっかり溶け込むことが出来た俺は、今日は外国務尚書の〝シュペルエ〟と、昼の会食に招待されたので邸宅に伺った訳だが、なんだろうこの質素さは…。
昨日訪ねたザバンガルとシュプレッサーの愛の巣…。もとい、二人が住まう邸宅もそうだったが、なんというか…。そう日本なら、3LDKのこじんまりした一般住宅と云った方がしっくりする作りと佇まいなのだ。
まあ、石作りではあるんだけれども。
「これはこれは、ようこそ御出で下さりましたハイドリッヒ様。お待ち申しておりました」
玄関開けたら二分でご飯的な。庭もそうだがこちらもリビングまでの間隔が狭い廊下に立ち、シュペリエの相方である〝イケメン紳士〟と城下でもっぱらの評判らしい〝ルークヴォルト〟参議官が俺に丁寧な辞儀をしつつ挨拶した。
こいつらも仲良く同棲中か。。
どうなってんだ此の国はっ!
とか今は考えてはいけない。
たぶん。そう、たぶんだけど。
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