料理研究 スライム

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「スライム。」 ルナは深呼吸を繰り返し、落ち着いて尋ねる。 「なぜ…?」 「ゼリーに入ってても大丈夫と判断したからだ。」 ルナは天井を見つめる。とうとう生きてるものを食材にし始めた。今まで料理には真摯に向き合い、今ではこの町ビギンでかなり人気のレストランとなったのに。ヤマギシの頭のネジが何本か外れたのではないかと不安になる。 「今まで生きたままはなかったのに…」 「正確に言うなら、仮死状態だ。」 違う、そうじゃない。
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