75人が本棚に入れています
本棚に追加
/20ページ
「スライム。」
ルナは深呼吸を繰り返し、落ち着いて尋ねる。
「なぜ…?」
「ゼリーに入ってても大丈夫と判断したからだ。」
ルナは天井を見つめる。とうとう生きてるものを食材にし始めた。今まで料理には真摯に向き合い、今ではこの町ビギンでかなり人気のレストランとなったのに。ヤマギシの頭のネジが何本か外れたのではないかと不安になる。
「今まで生きたままはなかったのに…」
「正確に言うなら、仮死状態だ。」
違う、そうじゃない。
最初のコメントを投稿しよう!